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ミリオンジョー 

ミリオンジョー(3)<完> (モーニングKC)ミリオンジョー(3)<完> (モーニングKC)
(2014/03/20)
市丸 いろは

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ミリオンジョー3巻で完結。


話運び的に色々「惜しい」作品ではありましたが、結構楽しかったです。


サウンドノベルで言うと雪割りの花並みにバッドエンド直結ルートが多すぎて、短いとは思いつつもこのくらいが頃合いかなと。だって誰かがコンタクト取ってきた時点でアウトなんだから、無理ゲーってレベルじゃない。よくあそこまで保たせたもんだよと。終わり方も刺される程度で済んだならまあまあのトゥルーエンドなんじゃないですか?スッキリはしませんけど。



作品は誰のものかっていう問題。


私の知ってる限りだと、作者逝去の後もドラえもんやクレヨンしんちゃんは藤子プロやUYプロのアシスタントが描いてますよね。

ナニワ金融道も新・ナニワ金融道を青木雄二プロダクションが描いてますし、警察署長もたかもち先生亡き後アシスタントのくらもちげん氏が再連載してます。


映像作品で言うなら例えば大河ドラマなんかは毎話監督が違いますし、アニメでも魔法先生ネギま1期で宮崎なぎさ監督降板後羽原信義監督が、らきすたでもヤマカンが降板後武本康弘監督が引き継いで何の問題もなくと言うかよりいい方向に話が進んでます。これは話の大元を考えてるわけではないのですけど。


ミリオンジョーは初版500万部というオバケタイトルの冒険譚で、間違いなく当節で言うならワンピース、昔だとドラゴンボール。そのくらいしか比肩類似するタイトルが見当たらないですが、今尾田栄一郎氏が頓死したらアシが続き描くのか、それを読者は読みたいのかということ。


プロットを本人が書いていたなら読んでみたいと思います。


ですがそこでもうひとつ問題が。


漫画のプロットってホントに本人だけが自分の頭で考えたものなの?


キバヤシ氏の少年マガジンでよく知られてますが原案は別にいて、表に出てるのは作画演出担当みたいな感じの場合も少なくないそうで。ビリーバッドの共同執筆者である長崎尚志氏なども有名ですね。

失踪日記の中で吾妻ひでおさんが「ネーム出したらあれこれ言われ全ボツ喰らい『やめた!』と投げ担当編集がネーム入れた(あれは私の作品ではありません)こんなこと漫画の世界じゃよくあるけどね」と描いてありましたし。


そう考えるとだんだん、誰であっても替えがききそうで、あの巨匠たちにして替えが利くなら俺ごとき木端ものなどもっと替えが利くんじゃないかという一種のゲシュタルト崩壊を起こしてきそう。



私も絶筆で見たい作品はあります。ルードヴィッヒ・Bはまだいいですけどグリンゴどうなったんだよ。火の鳥現代編は?あとルルロフ殿下って結局誰なんですか?w


未完の絶筆は、その先が永遠に喪われた故に各々が先を想像するしかないものですが、それに一石を投じた作品。色々なことを考えさせた作品というだけで、これは価値があったと思います。

カテゴリ: 読書、漫画

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