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セッション 

「セッション」観てきました。

つい先程まで観ていて、興奮醒めやらぬ中書きます。
2015年暫定ベストです。そんなに本数観てはいませんが。


菊地・町山論争とかあるのは知ってましたけど一切見ず予備知識ゼロで行きました。正解だったと思います。
これは他の人の評を見るのも楽しみだ。


割とフレッチャーの「理論」に共感して観てしまったんですよね。

「究極の悲劇」の話が凄く解りやすいですが、確かに1000の「そこそこ」を潰しても1の超非凡が育てばいいし、超非凡は叩かれても叩かれても決して潰れることはないというのは社会的倫理的に許されなくても芸術の世界に於いては一理ある(と思う)し


アンドリューが父親の持つ、そして自分の中にもあるであろう平凡さを憎み退路を断って練習に没頭するということは、真面目にやろうと思えば当然の成り行きといえます。


傍から見ると滑稽さもあるし、お互い共依存で不幸になっていく道であっても、歪な関係ながらスポ根として実に王道。


結構序盤から、フレッチャーがアンドリューのことを所謂「カタにハメよう」としているのがわかるのですが、段々深みにハマってくのが観てて痛々しいし面白い。


最後、運もあり(あれは偶然だよね?)再び邂逅してなお酷い恥をかかされそれでも開き直って喰らいついていく。
その先にあるのは栄光かはたまた修羅道か。


現世利益は無いかも知れない、待っているのは孤独な野垂れ死にかもしれない。けど歴史に名を残すミュージシャンとしてスティックを振るであろうアンドリュー。心に大きく残る名画だと思いました。

カテゴリ: DVD・CD・映画

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