02« 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.»03

ウォルト・ディズニーの約束 



起きて何の気なしにD-lifeをつけたら予告編をやってて、面白そうだったので即ツタヤに走った。
メリー・ポピンズ誕生秘話。素晴らしい一作。
監督はジョン・リー・ハンコック。
原作者パメラ・トラバース役にハリー・ポッターシリーズなどのエマ・トンプソン。ウォルト・ディズニー役にトム・ハンクス。

当初はトラヴァース役にメリル・ストリープが考えられていたそうですが、エマ・トンプソンも充分偏屈っぽさは出てた。実際はおばさんというより老女という年齢だったそうですが。


いい話だし、感動しましたけどこれ、一息付いたあとで冷静に振り返ってみると、オバハン絶対に納得してませんよね?
一応これは映画で最後のプレミア試写会でメデタシメデタシみたいになってはいますが…金に負けたというのが真相ではなかろうかと。



パメラが「お薬だって簡単に飲める」ようには感じられなかったですね。そう思うとひたすら難しい。


でき得る限りの誠意をウォルト・ディズニーは示したように思いますし、モノ作りとしても誠意を尽くしたからあのように素晴らしい作品が後世に残って、それは間違いなく人類にとって幸福な出来事であったわけです。

ただ、優しくて愛を注いでくれた父親の不遇な有り様、そして惨めな死、そこからおそらく生涯抜け出せなかったパメラの、創作の原動力となったのはまさにそれらなわけで。Saving Mr. Banks(バンクス氏の救済)が原題なわけですが、父への侮辱だと考えるのもまあ無理からぬはなしではあります。でも、私はそれすらも無駄じゃないというまさに社会的な救済を、この映画で充分果たしたんじゃないかと思ってます。


人間、現世でどれだけ楽しく幸せに暮らせるかというのも非常に大切ですが、二度目の死、一度目が肉体の死だとすると、誰からも忘れ去られた二度目の社会的な死というものが、特に男性には恐ろしく感じられるように思います。魂は救済されたのか、おそらく過度に砂糖で包んであるであろうこの映画を見て、バンクス氏とパメラはどう思うのか。

カテゴリ: DVD・CD・映画

tb: --    cm: --