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FROZEN(アナと雪の女王) 

今年劇場14本目、FROZEN(アナと雪の女王)3D字幕版観てきました。


正直なところ、来月円盤が出るのに今更感はあったんですが、一応劇場で観ておくかという割と気軽な感じで観に行きました。


…良かった!!!


感動しました。今年暫定2位かな?


今までのディズニー映画の、王子様と結ばれてハッピーエンドという着地点にわかりやすく明確にNOを突きつけてます。

それもあってかアナとエルサがダブルヒロインになっていて、どちらが善でどちらが悪という形になっていないので、綺麗な二項対立にはなってません。ハンス王子も小物で、立ち位置として最初から何か変わるということがなく、成長というものはほぼ見受けられません。

その代わり、無数のフックが用意してあります。特にエルサは非常に「魅力的」なキャラクターで、長子・跡継ぎポジだけでなく異能の力というのがコンプレックスを抱える人ほぼ全部を包容する形になりますし、残った人を快活な末子であるエルサが浚います。


結果、聴衆の殆どに届くようなキャラ設定となっています。巧い。さすがディズニー、あざと巧いよ(笑


おそらくエルサの力は、先天性障害若しくは同性愛のメタファーなんでしょうが、そう考えると、立ち位置が変わらないというのも個人的には納得かも。
あれアナが怪我したにせよ両親がビビッてトロールのところに連れて行って、そこからもっと酷くなったわけですが要はこれ、トロールイコールカウンセラーの先生ってことですよね。日本よりもカウンセリングが遥かに発達しているアメリカですが、常識的かつ論理的な問題解決方法が全てじゃないし、むしろ物事を悪化させることもある。人にはそれぞれ事情があり、意外に力押しであっさり解決する問題があるということなんじゃないでしょうか。

Let it goのサビがまさにこれで

Let it go, let it go
Turn away and slam the door
I don't care
what they're going to say
Let the storm rage on.
The cold never bothered me anyway


拙い英語力で恐縮ですが
いいんだいいんだ、踵を返してドアをバタンと閉めて、彼らが何と言おうが気にしない。嵐よ吹き荒れなさい、もう寒さで悩んだりしない
って歌詞ですが、まさにそれで。人に極力迷惑かけない方向でいればどういう在り方であってもいいじゃないかと。

隣国のアホ大臣(心無い人)がMONSTERだと言い、あっさりそれに同調する向きの一般大衆。女王であっても世間とは所詮こんなものだという(況や一般人をや)こと。そしてモンペのように無自覚に迷惑かけまくるわけでもなく、もしくは世間様に恨みを持って積極的に加害してやろうということでもなく、内に閉じてるのであれば何をしててもいいじゃないの、どういう在り方でもいいじゃないのということなのかなと。


最後オラフが溶けそうであっさり解決するのもその流れに沿ったのかなと。あそこ好き。変に山場見せられるよりあっさり解決のほうがいいよ。


もうね…僕が高評価なのはしょうがない。ミュージカル大好きで、世間からは割と白い目で見られるギーグボーイですし、兄弟上下あるあるでもフック引っかかりまくりでしたし。


ちなみに昨日帰ってきて妹に「日本語版じゃないなんてナンセンス」と言われましたが、悪いがこれは英語版のほうがいいと思う。日本語版全部見てないのでまだなんとも言えないけど。
違いはともかくとして、お前がどこのフックに引っかかったのかは気になるわ。まさかエルサじゃあるまいなと思う。
抑圧された(と思っている、そこは別に勝手に思えばいいけど)女性というだけでエルサに波長が合ったと思ったら大間違いで客観的に見てもお前は脳天気で社交性があって無駄に行動力があり責任感が無く図々しい典型的な「下の子」だぞ。
もっと言えばお前が嫌ってるギーグ的要素というのはまさにエルサのそれだぞと。ということはむしろお前、大臣とまでは言わないけど同調する大衆側だぞとちょっと文句を言いたくなったので書き殴ってみた。ああスッキリした(笑


とにかく氷、雪、水の表現も凄いし、歌が凄いので何度でも観れる傑作になってると思います。これは円盤欲しくなる。


最後に、プチ騒動にもなった例の痴豚様の発言ですが、ありゃしょうがないわ。
ミュージカル要素で引っかからず、表現凄いねふーんで終わり。最初から異能の力がプラスの方向で働き、口達者が落語家からDJになり、実生活でも美人の嫁さん貰うリア充で、勿論苦労はあるんでしょうが所謂一般的な社会的抑圧を受けているとは言いがたい実力のある個人事業主状態の氏では無数のフックにも引っかからなかったんでしょう。逆に言うとああいう成功者に向けてもしょうがないので作品としてはむしろ正解。

カテゴリ: DVD・CD・映画

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